さめざめ下北沢案内所 -regular column .最終話-

今回で『さめざめ下北沢案内所』もとうとう最終話となります。

下北沢をこよなく愛するさめざめによる案内コラムですが、本日は8月20日に下北沢CLUB251で開催された『251 presents GLIDER SUMMER SPECIAL 2023 5days!!』のセルフライブレポをお届けいたします!


さめざめは2020年からバンドセットとして「さめざめwithバナナとドーナッツ」の名前で活動を始めました。
ギターはスペシャルりなぱる、ベースはハイパーむぅたん、ドラムはデンジャラスまいまい、キーボードはウルトラちぃたんというユニークなバンドでのニックネームがついております。

ライブを観たことある方は分かっていただけるでしょうが、バンドでしか作り上げることのできないステージというものがあって、ソロプロジェクトだとしてもバンドをメインとしています。
『251 presents GLIDER SUMMER SPECIAL 2023 5days!!』の最終日に出演させていただきましたが、このイベントも長く続いてる名イベントで数々の有名な先輩がたが出演してきました。
251の30周年イベントのスタートとも言えるイベントに出れたことは、元々251に二十歳の頃、お客さんとして観に行っていた私としては感慨深いです。

この日のセトリはこちら。

SE. HOTELバナナとドーナッツ
1. 生まれてきた意味なんてなくても
2. くそったれディスコ
3. キスのサブスク
4. 26.5cm
5. きみが死ぬとき思い出す女の子になりたい
6. ラブホのシュシュ

せっかくなので普段、あまり説明をしないS Eの話をさせて下さい。
このS Eはバナナとドーナッツのメンバーになってから作ったS Eソング。
バナナとドーナッツが結成されたのはコロナ渦の2020年、当時まさかの無観客ライブからのスタートでした。その時も251でやらせていただきました。
そこからお客さんが徐々に入るようになってから、このメンバーでのSEを作ろうと思いかなり衝動的に作った記憶があります。
確かdemoはものの3時間くらいでできたような‥
S E用に約1分で終わる尺で、キャッチーだけどそこまで深い意味を持たない歌詞を心掛け、何よりもフロアで待ってくれてる人達とステージに上がる私たちの体温が同じくらいにドキドキするように作りました。

1曲目「生まれてきた意味なんてなくても」
この曲は冒頭、アカペラから始まるのがポイントです。
絶対音感がないとバンドインした時に全然音程違うなんてこともあり得ます。
私は絶対音感を多分、持っているのでしょう。
たまに絶妙に音程間違えていますが。(絶対音感持ってないじゃん)
リリース時から一年ほどかけてじわじわとこの曲のファンが増えた気がして作り手としては報われてます。

2曲目「くそったれディスコ」
2020年、バナナとドーナッツになってからすぐに作った楽曲。
コンプライアンス的にはアウトな「中指」をステージで何度も掲げてはフロアにいる人たちを巻き込むスタイル。
普段、中指立てることなんてないじゃないですか。だからライブパフォーマンスとしてみんなで罪を共有できる唯一の時間だと思っています。

3曲目「キスのサブスク 」
世の中にこんなサブスクリプションが存在すればいいのにという願いを込めて作った楽曲。自分で歌詞を書いておいて、いつもリハで歌詞がこんがらがって一番困っています。
この楽曲は何よりもドラムが好きなんです。ミディアムテンポだからこそ惹き立つドラムの絶妙なプレイ。皆さんも是非、ドラムにご注目ください。

4曲目「26.5cm」
この一年でライブで推してるバラード曲。
音源よりも絶対的にライブで聴いた方が何億倍もドラマティックに泣ける楽曲です。
バナナとドーナッツの醍醐味とも言えるのが女性メンバー全員でのコーラス、特にこの曲のDメロ「あれから履けなくなったんだ〜」からの流れは歌っていて超絶気持ちいいコーラスなのです。
音源では私が全部コーラスをしてる分、ライブでしか感じることができない女性メンバー4人でのコーラスをお楽しみください。

5曲目「きみが死ぬとき思い出す女の子になりたい」
2016年にリリースした楽曲が去年からTikTokでバズったのがきっかけでキラーチューンとなったこの曲。
無条件で誰しもが体を揺らしたり手をあげたり声を上げることのできる唯一無二のさめざめソング。今年入ってからはコールアンドレスポンスの規制もなくなり、みんなでサビで「ああんあん!!」と言えるようになったのはステージで煽っているこちらとしても気分が高揚します。

6曲目「ラブホのシュシュ」
さめざめのライブの最後のお決まり曲とも言えるのがこちら。
特にリードになってないのにこの楽曲のファンは非常に多いです。
ライブでは私はマラカスを振っていますが、何気にマラカスを振りながら歌うって難しいんですよね。こちらもBメロの早口な部分の上コーラスをちぃたんがやってくれてるのですが、噛まぬように歌うのが何気にポイント。
最後のアウトロ「ここでサヨナラの術 ラブホのシュシュ」でみんなとできるシュシュダンスもお決まりですね。
是非、ライブにきた際にはステージの私の真似をして一緒に踊って見ましょう。

30分演奏に無理やり6曲を詰め込んだ最強セットリストでフロアも盛り上がり、真夏の最高の夜を過ごすことが来ました。


<ライブ写真:中耶 莉佐>

私が二十歳の頃、251にお客として通っていた頃、ライブハウスに行くのが楽しくて楽しくて仕方がなかったです。あの時の私のドキドキを、今は皆さんに私がお届けしたいと思っています。
音源では感じられないものしかないのがライブハウス。
11月以降もたくさんライブをしていきますので、どこかでお会いできることがあればその時は気持ちいい夜を一緒に過ごしましょうね。

最後はこの日撮れた最強に摩訶不思議な写真で締め括りたいと思います。

こちらはスタッフちゃんが撮ってくれたライブ写真なんですが、私の顔面はまりもっこりみたいなエロい目をしているし、ちぃたんの肩幅は謎に広いし、まいまいはカオナシになってるし、りなぱるは一瞬、頭がない!!って思っちゃったし、むーたんはキーボードから生えてるみたいになってるしで超傑作です。

こんな一瞬を観れるのもライブの醍醐味♡

では最後に一句

「無加工で ある意味映えてる ライブ写真」
さめざめ心の俳句

あっという間の下北沢案内所でしたが読んでくださった皆様ありがとうございました。本当によく下北沢にはいるので、もし見つけたら勇気を出して声をかけてみてください。


Profile

さめざめ

笛田サオリによるソロプロジェクト
女の子のいえない本音を包み隠さず書き下ろした楽曲がネットで反響を呼び、10代~20代の女性を中心に支持を獲得。
刺激的なインパクトとは裏腹に、共感性溢れる歌詞に、”さめざめ推し”のリスナー、アーティスト、音楽関係者が急増中!


オフィシャルサイト http://samezame-official.com


Live Schedule

2023年11月3日(金・祝)
横浜季らら

“ハシグチの興味深い友達vol.14”
出演:さめざめ|ハシグチカナデリヤ|あじじ
※ひとりピアノ弾き語り編成
https://tiget.net/events/268154


2023年11月28日(火)
下北沢CLUB251

“CLUB 251 30th ANNIVERSARY”
出演:さめざめwithバナナとドーナッツ|しかのいちぞく|AREINT
※バンド編成
https://eplus.jp/sf/detail/3968460001-P0030001

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