さめざめ下北沢案内所 -regular column .4-

2023年7月27日
COLUMN

さめざめです。今回で『さめざめ下北沢案内所』も四話目となります。

今回は７月９日に出演した下北沢音楽祭のことをお話しします。

７月６日〜９日に毎年の恒例の下北沢音楽祭が開催されたのはご存知でしょうか。この期間は下北沢のあらゆるところで音楽が鳴り響く一大イベントです。

私も一年前、下北沢を歩いていたら下北の街の色々なところから音楽が聴こえるなと思い足を止めてみると野外でアーティストがライブをしている風景に遭遇しました。

そんな私がついにこの下北沢音楽祭に出演することに！

今回、出演したのは440(four forty)のテラスステージ。
440前の道が歩行者天国になり、お客さんが座れる椅子とテントが設営され、立派なライブ空間ができました。
外で暑いこともあり、440のスタッフさんがお客さんの熱中症対策に美味しいサングリアとドリンクを販売。
ライブを楽しんでる人たちは勿論、通りすがりの方も利用していてかなりドリンクも人気ありました。私もライブ後に美味しいサングリアいただきました。

共演者には大先輩の勝井祐二さん×オオヤユウスケさん(Polaris）や女性シンガーソングライターのanzuさんがいらっしゃいまして、そんな中のさめざめの野外ステージ、正直セットリストに悩みました。
野外でのフリーライブなんてさめざめになってから初めてで選曲を間違えたならば一気にこの下北沢音楽祭に泥を塗ってしまいます。
数週間前からひとり脳内で選曲会議を行い、悩みに悩んだ結果、下記のセットリストとなりました。

M1. 恋せよ、破天荒〜自主規制Ver〜
M2. きみが死ぬとき思い出す女の子になりたい
M3. 26.5cm
M4. 下北沢ごっこ(新曲)
M5. 生まれてきた意味なんてなくても〜無修正Ver〜

1曲め「恋せよ、破天荒」歌詞のとあるフレーズを自主規制しました。
「くされちん○」はダメでしょって。
それならその曲を歌わなくては良いのではと？
でも、どうしてもその曲を一曲目に歌いたかったのです。その曲を知ってるファンの方からすれば「え！どうするの？あそこもそのまま歌っちゃうの？！」みたいなドキドキを味わって欲しいという気持ちも少しありました。「くされちんピー」とピーで歌い、三回も連呼して歌い上げるも誰も不快にさせないという技術で一曲目を乗り切りました。

２曲目の「きみが死ぬとき思い出す女の子になりたい」はさめざめの中でも一番人気のある楽曲です。今回は弾き語りバージョンで。

３曲目の「26.5cm」は最近、一番聴いて欲しいバラードを選びました。
もしかしたらこの曲を歌ってる時が一番、通りすがりの人が立ち止まってくれた気がします。

４曲目の「下北沢ごっこ」はいつか下北沢の公式ソングになることを夢見て作った新曲です。
私が二十歳の頃からずっといる下北沢のことを想って作りました。
二十歳の頃、音楽をやりたいと思いつつもなかなか上手くいかず、その当時好きだったインディーズバンドのライブを下北沢までよく観に行ってました。
当時から下北で遊ぶのが楽しくて楽しくて。
以前に比べたらかなり街並みも洗練されて新しいものも増えてきたけど、それでも変わらない下北の面白さがたくさんあります。

歌詞はこちらです。

そして最後の曲は「生まれてきた意味なんてなくても」
東京で生きる人たちに送るさめざめ的応援ソングですが、これを選んで練習してる時に気づいたのです。「は！この曲歌詞でS○X言ってるじゃん」て。
私の曲はあらゆるところで子供には聴かせたくないフレーズが散りばめられていてどれを選んでもかなり危ない。
もうそれならこの曲はやり逃げしてしまおう。
結構歯切れよくS○X言ってるから、初見の人からしたら「え？今、もしかしてS○Xって言った？」くらいで誤魔化せるだろうと。
そんなこんなでこの重大なミッションのような下北沢音楽祭でのステージをやり逃げしました。

ファンの方は勿論、初見の方もたくさん観ていただきこれこそフリーライブの良いところですね。
さめざめのバンドメンバー、ドラムのデンジャラスまいまいも遊びに来てくれて今回アップしたライブ写真も撮ってもらいました。